リードタイムとは?受注から納品までの時間をやさしく解説

「いつ出せる?」と聞かれて、すぐ答えられないとき

注文をもらったとき、「で、いつ納品できる?」とすぐ聞かれますよね。 材料の手配、加工、検査、出荷——全部足すと何日になるのか、ぱっと答えにくい。 その全体の時間を表す言葉が、リードタイムです。

リードタイムとは?ひとことで言うと

リードタイムは、注文を受けてから、品物を納めるまでにかかる時間のことです。 ざっくり言うと、「受注から納品までの、トータルの日数」です。 加工している時間だけでなく、材料を待つ時間や、次の工程を待つ時間も含みます。

受注から納品まで品物が各工程で待ちながら左から右へ流れるリードタイムのイラスト
受注から納品までの、待ちも含めたトータルの時間

現場ではどこで使う?

リードタイムは、納期を返答するとき、生産計画を組むとき、短納期の引き合いに対応するときなどに使います。 取引先に「どれくらいで出せるか」を伝える根拠にもなります。

なぜ大事なのか

リードタイムが分かっていると、納期の約束に無理がないかを判断しやすくなります。 また、リードタイムを縮められれば、急ぎの仕事も受けやすくなり、競争力にもつながります。 ここで大事なのは、リードタイムの中には「作っていない待ち時間」がかなり含まれていることが多い、という点です。

具体例で見る

ある部品のリードタイムが10日だとします。中身を分けてみると—— 材料待ちが3日、加工が2日、検査待ちが1日、次工程待ちが3日、出荷準備が1日。 こうして並べると、実際に手を動かしている加工は2日だけで、残りの8日は「待ち」だと分かります。 短くする余地は、加工そのものよりも、この待ち時間にあることが多いのです。

つまり現場では?

リードタイムを見るということは、「注文から納品までの間、品物がどこでどれだけ待っているか」を確認することです。 納期を縮めたいときは、加工を速くする前に、まず待ち時間を疑うのが近道になりやすいです。

知らないとどう困る?

リードタイムを把握していないと、納期の返答が勘になり、無理な約束をして後で残業で取り返す、ということが起こりがちです。 また、どこに時間がかかっているか分からず、短納期の引き合いを取り逃すこともあります。

よくある勘違い

リードタイムを短くする=みんなが急いで作る、ではありません。 多くの場合、ボトルネックは加工スピードではなく、工程と工程の間の待ち時間です。 また、加工時間(実際に削っている時間)とリードタイム(待ちも含めた全体)は別物です。混同すると、改善する場所を間違えやすくなります。

明日やるならこれ

代表的な製品を1つ選び、「受注した日」と「納品した日」をカレンダーで見比べて、何日かかったかを数えてみましょう。 そのうち「加工していた日数」がどれくらいかをざっくり出すと、待ち時間の大きさが見えてきます。

ひとことで言うと

リードタイムをひとことで言うと、「受注から納品までの、待ちも含めたトータルの時間」です。

関連用語

関連記事