歩留まりとは?投入したうち良品が取れる割合をやさしく解説

材料は使ったのに、出荷できる数が思ったより少ないとき

100個分の材料を流したのに、検査を通って出せたのは90個だった。 残りはどこへ消えたんだろう——そんなときに見たい数字が、歩留まりです。

歩留まりとは?ひとことで言うと

歩留まり(ぶどまり)は、投入した分のうち、良品として取れた割合のことです。 ざっくり言うと、「流した数のうち、ちゃんと出せた数の割合」です。 材料の量で見ることもあれば、加工した個数で見ることもあります。

流した材料のうち良品として取れた分の割合を仕分けで見える化したイラスト
流した数のうち、ちゃんと出せた数の割合

現場ではどこで使う?

歩留まりは、原価を考えるとき、工程の調子を見るとき、新しい材料や加工に切り替えたときの効果を確かめるときなどに使います。 「この工程、最近ロスが多い気がする」を、感覚ではなく数字で確かめる物差しになります。

なぜ大事なのか

歩留まりが下がると、同じ数を出荷するのに、より多くの材料と手間が必要になります。 つまり、知らないうちに原価が上がっているということです。 歩留まりを見ておくと、「値段は変えていないのに、なぜか利益が薄い」の原因の一つに気づきやすくなります。

具体例で見る

100個の材料を投入して、良品が90個取れた場合、歩留まりは90%です。 残りの10個は、寸法外れ、キズ、加工ミスなどで出荷できなかった分です。 もしこの歩留まりが80%に下がれば、同じ90個を出すために、より多くの材料を流すことになります。材料費も加工の手間も、その分だけ増えます。

つまり現場では?

歩留まりを見るということは、「流した分が、どれだけムダなく良品になっているか」を確認することです。 歩留まりが上がれば、同じ材料でより多く出せる、という直接的な得につながります。

知らないとどう困る?

歩留まりを見ていないと、ロスが増えても気づきにくくなります。 「最近忙しいのに利益が残らない」とき、値段や受注数だけを疑ってしまい、本当の原因である工程のロスを見逃してしまうことがあります。

よくある勘違い

歩留まりが100%でないこと自体は、必ずしも悪いとは限りません。材料の特性上、どうしても端材が出る加工もあります。 大事なのは数字そのものより、「いつもより下がっていないか」という変化に気づくことです。 また、歩留まりと不良率は似ていますが、見ている角度が少し違います。歩留まりは「取れた良品の割合」、不良率は「出た不良の割合」です。

明日やるならこれ

代表的な製品を1つ選び、「先月、何個分流して、何個出せたか」をざっくり計算してみましょう。 正確でなくて大丈夫です。だいたいの歩留まりを一度つかんでおくと、次の変化に気づけます。

ひとことで言うと

歩留まりをひとことで言うと、「流した数のうち、ちゃんと出せた数の割合」です。

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