不良率とは?作ったうち不良が出た割合をやさしく解説

「また不良が出た」が続いて、多いのか少ないのか分からないとき

不良が出るたびに気になるけれど、それが多いのか、いつもどおりなのか、感覚ではつかみにくい。 作り直しや手直しが利益を削っている気がする——そんなときに見たい数字が、不良率です。

不良率とは?ひとことで言うと

不良率(ふりょうりつ)は、作った数のうち、不良として出た数の割合のことです。 ざっくり言うと、「作ったうち、何%が不良だったか」です。 寸法外れ、キズ、欠け、組み付け不良など、出荷できなかったものの割合を表します。

作った製品の大半が良品で、ごくわずかが不良として分けられる検査の様子のイラスト
作ったうち、何%が不良だったか

現場ではどこで使う?

不良率は、品質の状態を確かめるとき、工程の調子を見るとき、改善の効果を測るとき、取引先に品質を説明するときなどに使います。 「最近、調子が悪い気がする」を、数字で確かめる物差しになります。

なぜ大事なのか

不良が出ると、その分の材料と手間がムダになり、作り直しや手直しの時間もかかります。つまり、不良率は利益に直結します。 不良率を見ておくと、「いつもより悪化していないか」「改善したつもりの対策が、本当に効いているか」を確かめられます。

具体例で見る

1,000個作って、そのうち不良が20個出た場合、不良率は2%です。 この20個は、材料費も加工の手間もかかったのに、出荷できなかった分です。 もし不良率が2%から1%に下がれば、同じ1,000個でも不良は10個で済み、その分の材料と手間が浮きます。 小さな割合の差でも、数が多ければ大きな金額になります。

つまり現場では?

不良率を見るということは、「作ったもののうち、どれだけがムダになっているか」を確認することです。 不良率が下がれば、作り直しの時間が減り、納期にも余裕が生まれます。

知らないとどう困る?

不良率を見ていないと、悪化に気づくのが遅れ、不良品をまとめて手直しする羽目になることがあります。 また、「なんとなく忙しいのに利益が残らない」原因が、実は手直しの時間だった、と後から分かることもあります。

よくある勘違い

不良率はゼロが理想ですが、ゼロにこだわりすぎて検査を過剰にすると、今度はコストや時間がかさみます。 大事なのは、まず今の不良率を知り、悪化の兆しに早く気づくことです。 また、不良率(出た不良の割合)と歩留まり(取れた良品の割合)は、見ている角度が違う数字です。あわせて見ると現場の状態がつかみやすくなります。

明日やるならこれ

代表的な製品を1つ選び、先月の「作った数」と「不良の数」をざっくり数えて、割合を出してみましょう。 正確でなくて大丈夫です。今の水準を一度知っておくと、次の変化に気づけます。

ひとことで言うと

不良率をひとことで言うと、「作ったうち、何%が不良だったか」です。

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